毎年8月頃に牡蠣の赤ちゃん誕生
マガキの産卵・放精は8月頃です。卵と精子は海中で受精します。生まれたばかりの牡蠣の赤ちゃんは約17日間ぐらいは海中で泳いで過ごします。赤ちゃん牡蠣の身体を包む貝殻は、受精後約1日で形成されます。この時の貝殻はDの形をしているので、D型幼生と呼ばれます。
その後、アンボ期幼生と呼ばれる形になります。この頃の大きさは、たった300ミクロン (0.3mm)程度。この小さな身体で、泳ぎ回りながら付着する場所を探すのです。そして、比較的浅い海に置かれた採苗棚にかけた付着器や、採苗器といわれるホタテ貝の貝殻に付着します。